まちがいだらけ

孫育て☆親代り☆そして生別れ...

「悲しみの5段階」...

📋️「悲しみの5段階」とは、ドイツの精神科医であるキューブラー・ロスが確立した精神プロセスです。ロスは200人もの末期がん患者と面会し、死を告知された本人や家族がどんな精神的段階を経ていくのかを明らかにしました。

 

・否認

まずは、死を否定し、受け入れないという心の動きがあります。具体的には、告知された本人は告知を受け入れられず、家族は亡くなった人の部屋を片付けられない、火葬できないができないなどといった事態が発生します。

・怒り

次に、「どうして自分だけがこんな目に合うのか」「自分がもっと適切な対応をしていれば、死ぬことはなかったのでは」など、他人や自分、運命に対して怒りがこみ上げてきます。実際に怒りを他人にぶつけることも、少なくありません。

・取引

取引とは、「何とか死を免れたい。そのためなら何でもする」などと、神仏にすがる段階です。スピリチュアルに没頭する人もいるようです。

抑うつ

何をしても死という現実から逃れることはできないのだと感じると、希望をなくし、抑うつ状態に入ります。どんなことをしても楽しいと思えない、何にも集中することができないといった時期が続きます。

・受容

悲しみを感じながらも、最終的には、死を受け入れていきます。そして次第に日常生活ができるようになっていきます。また、家族も思い出とともに愛する人の在りし日の姿を振り返ることができるようになっていきます。

 

悲しみの5段階を知っておくと、より客観視ができる...